新築の一戸建てを購入するときには、物件の価格とは別に業者への仲介手数料やその他の様々な費用が必要になります。住宅購入のための頭金について現金で用意しなければなりませんが、これらの諸費用に関しても現金で準備しておくことが大切です。近年では諸費用ローンというサービスがあって、金融機関から借り入れることも可能になっていますが、新居のための家具や引っ越し費用などについては現金で準備しておくことが理想的と言えます。諸費用としては、一戸建て住宅を購入するための売買契約のときに支払わなければならないものもあります。
売買契約を締結するときには、頭金と諸費用について支払い時期や支払い金額を事前に把握しておいて、計画を立てておくことで無理のない支払いができます。売買契約を行うときには一戸建ての購入者は不動産業者に、手付金を支払います。手付金は一般的には一戸建て住宅の売買代金に充てられる費用となりますが、契約を解約する事態になったときには買主側は手付金を放棄することになります。住宅の売買代金には印紙代や、仲介業者への仲介手数料が必要になります。
一戸建て住宅の引き渡しまでには残金決済が行われて、買主から売主へ手付金を差し引いた残りの代金の支払いを行います。住宅ローンを使うときには、住宅ローンの契約書に貼るための収入印紙や登記費用、住宅ローン借り入れ費用などの諸経費が発生します。住宅ローン借り入れ費用の内訳としては、ローン保証料や火災保険料、事務手数料などが含まれます。